学部長挨拶
2024年度(第62回)大森祭に寄せて
医学部 学部長
池田 隆徳
この度、2024年度(第62回)大森祭が開催されますこと、大変嬉しく思っております。
東邦大学では、医学部・看護学部が企画する大森キャンパスでの大森祭、薬学部・理学部・健康科学部が企画する習志野キャンパスでの東邦祭があります。新型コロナウィルス感染症の影響で2021年度は中止しましたが、2022年度はWeb開催、2023年度は限定現地開催と徐々にではありますが、本来の学園祭が本学の大森キャンパスにおいても戻ってきました。コロナ禍で入学した学生においては、学園祭って何?といったところでしょうが、企画・運営すべてを学生が中心となって行うのが学園祭です。実行委員会の担当学生においてはいろいろと苦労することが多いかと察しますが、コロナ禍以前のような、華やかな学園祭を復活させていただきたいという気持ちでいっぱいです。
大森祭では、毎回、開催テーマを設定し、それに準じた催しを学生諸君が中心となって企画・運営していただいております。東邦大学の建学精神は、「自然・生命・人間」のもと、生涯にわたり活躍できる「優秀な人材の育成」です。人間性が豊かで社会に貢献できる人材の育成においても学園祭は重要な役割を担っていると考えています。人と人との交流を通じて、社会に貢献できる医療人(医師・看護師)になっていただきたいと願っています、その上でも、学園祭を通じた友人・先輩・後輩、それを介した第三者との繋がり、加えて地域の方々との交流を通じて、社会に貢献する東邦大学の役割を学生が果たしていただければ幸いです。クラブ毎に催しがあると思いますが、医学・看護学に関するアカデミックな内容も多く加えていただき、充実した学園祭になっていただければと思っております。
在学生およびその友人、地域の皆様方に多く参加していただき、大森祭が地域交流の場になっていただければ幸いです。大森祭が盛会であることを心から願っております。
東邦大学医学部 学部長・大学院医学研究科長
1986年東邦大学医学部卒業 東邦大学医学部付属大橋病院研修
1988年東邦大学医学部第三内科研究生 1993年同助手(助教)
1994年米国シーダスサイナイ医療センターおよびカリフォルニア大学ロサンゼルス校留学博士研究員
2002年杏林大学医学部第二内科専任講師 2005年同助教授(准教授) 2010年同教授
2011年東邦大学医学部循環器内科教授 2012年同医療センター大森病院循環器センター長 2024年現職
趣味:本を書くこと、ゴルフ、教会巡り
『和』 Harmony and Peace
看護学部 学部長
荒木 暁子
今年の大森祭のテーマは『和』。様々な意味があり、それぞれの意味を胸に持ちながら取り組みたいということから、このテーマとしたとうかがいました。
和を英語で言うとどうなるのだろうと考えてみると、harmony, peace などの言葉が浮かびました。これは複数の、あるいは、多くの人々の中で、例えば、医療チーム、スポーツのチーム、家族や友人とのかかわりの中で感じることがあります。また、個々人の中でも感じるものです。
今回皆さんが、皆で力を合わせて一つの大きな行事を成し遂げること、それにより、一人ひとりが自らの力を認め自信を得て、より力強く静寂な落ち着いた気持ちを持てることも大切なことだと思います。
大森祭のご盛会を心より祈っております。
1988年千葉大学看護学部卒、千葉県千葉リハビリテーションセンター入職し、障害児者看護に従事。
1992年群馬大学医療技術短期大学部、1998年岩手県立大学講師、2003千葉大学准教授。
2005年2月~同年8月International Nursing Scholar, University of North Carolina at Chapel Hill, Graduate School of Nursing, U.S.
2008年より、千葉県千葉リハビリテーションセンター副看護部長、人材育成部長などを経て、2013年より同看護局長。
2017~2021年日本看護協会常任理事(継続教育、専門看護師・認定看護師制度、特定行為研修、国際担当)。
2021年7月より東邦大学看護学部教授(小児看護学、看護管理学専攻担当)。
学歴:1997年千葉大学大学院博士前期課程、2000年同大学院後期課程修了、博士(看護学)。